資産運用ってどうやるの?
- GOLD PACK

- 2020年5月26日
- 読了時間: 5分
更新日:2020年5月27日
初心者向けに「資産運用」について「どうやったらいいの?」「注意点は?」などの疑問に自らの体験も踏まえてお答えします。
政府が「老後には2000万円必要だ!」と言ったいわゆる「2000万円問題」。年金が実質破綻しているということを認める発言で話題となりました。国が私たちを助けてくれる時代は終わりを迎え、これからは自分で自分の将来の見据え、資産を蓄えていかないと普通の生活がおくれない時代がやってきます。若い人は特に、今からできることから始めていきましょう!
①リスクについて
まず、「資産運用」を考える上で、リスクについて認識しておかなけれなりません。だからといって「投資は怖い」とか「9割の人が失敗する」とかで「資産運用」をすぐ「危険なもの」として知識を持たずに諦めてしまうのはもったいないです。しっかりと「リスク」を認識して、勉強しながら、何に投資するか、どのように運用するかを考えてスタートすれば「投資運用恐るるに足らず」です。私自身の失敗談もお話するので参考にしていただければと思います。
・「儲かる情報」を疑う!
投資を始めていろいろと活動を始めるといろんな商品を提案されたり、SNSなどで儲かる情報が手に入ったりというようなことがあると思いますが、まずは疑うことから始めてください。「リターンの大きな商品がある」「これを買えば必ず儲かる」といった「胡散臭い情報」ならある程度見分けはつくかもしれません。リターンが大きいということは「リスクも大きい」ということを認識しましょう。
そして注意すべきは一見では見分けがつかないものです。銀行が進める商品とか、証券会社が進める商品には注意が必要です。私は小さい会社を経営しているので、銀行との関わりとか証券会社との関わりがあるので、どうしても断れない話などもあって、銀行の担当者や証券会社の営業が進めるものを買ったりすることもありますが、自分で選んで買ったものと比べると運用成績が著しく悪いです。銀行も証券会社も儲けないといけないので、そのような商品も提案してきます。一見良いなと思うものでも、手数料が他と比べて高かったりするので、よく吟味することが必要です。私のような銀行や証券会社と利害関係で断れない場合を除き、みなさんはこのような提案には乗らず、しっかりと自分で考えて運用するようにしましょう!
②初心者におすすめの運用先
リスクが比較的抑えることができ、比較的安全に運用できると思う投資先は
積立の投資信託
です。では、投資信託とは何でしょう?
■投資信託とは
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用しその運用の成果として生まれた利益を皆さんに還元するという金融商品です。

投資信託のメリットとデメリット
■投資信託のメリットは?
①少額から始められる
②専門知識がなくても大丈夫
③リスクを少なく投資できる
④個人では投資しにくいものにも投資できる
①少額から始められる
株式投資などは多くが100株単位なのである程度まとまったお金がないと投資できませんが、投資信託は取り扱う会社にもよりますが、100円から投資できたりします。
②プロ(ファンドマネージャー)が運用
投資の初心者にとってどの株を買って、どの金融商品をかって、いつ売ってというのは非常に難しく、あやまった判断をすると、それこそ大事な資産を失ってしまう可能性もあります。しかし投資信託なら運用のプロであるファンドマネージャーがそれぞれのファンドの運用方針に従って投資家に代わって運用してくれるので安心です。
③リスクを少なく投資できる
株式投資でひとつの銘柄に投資した場合、その銘柄が上げっていくときは良いですが、もし下がってしまった場合、その影響をもろに受け、大きな損失が出てしまいます。そこで投資信託だと複数の銘柄に資産を分けて投資するので値下がりなどの様々なリスクを分散でき、軽減することが可能です。
④個人では投資しにくいものにも投資できる
投資信託は日本国内だけでなく、米国、欧州などの先進国、中国、インドなどの新興国の株価指数や株式、不動産、債券など、ファンドに組み込む資産は多種多様です。また、個人投資家には投資困難な発展途上国の株式や債券などを投資対象とした商品が多くあります。またファンドのテーマも様々で、AIなどの技術をテーマにしたものや、自動運転、ロボット開発、宇宙開発など様々な分野に投資することも可能です。
■投資信託のデメリットは?
①コストがかかる
②元本保証がない
①コストがかかる
投資信託は運用のプロにお任せするのでその人等などに対して費用が発生します。いわゆる手数料。投資信託の商品によって手数料が大きく違いますので、手数料の安いものを選ぶのが良いでしょう。長期で投資信託を運用する場合、手数料が高いと大きな不利益となるので注意が必要です。
②元本保証がない
いくらリスクを軽減できる投資信託でも、銀行預金と比較すると元本保証がないというリスクが存在します。銀行預金は元本が保証されますが、投資信託の運用実績が悪いと購入額よりも売却額のほうが下回る場合があります。
複利で積立が良い?
投資信託を購入する場合、大きい資金がある場合は別ですが、少額から始める場合は、積立投資をおすすめします。毎月毎月自動引落で投資信託を買い続けます。それも可能な限り長期で買い続けます。2・3年ではほとんど効果はありません。少なくとも10年、20年と続けることで効果が出てきます。
相場は長期でみると、上がったり、下がったり、好景気があったり、○○ショックと呼ばれるような不景気があったりと、大きな波のようです。積立投資はひたすら一定額を買い続けるので、好景気で値上がりしているときは少しの口数を買い、不景気で値下がりの時は多い口数を買います。そうすることで買う価格の差が平均になり、価格変動によるリスクが抑えられます、これを「ドルコスト平均法」と言います。
そしてもうひとつ、投資信託の運用中、分配金(投資信託の収益から投資家に分配されるお金)を支払わない投資信託を選ぶことをおすすめします。分配金を支払わずに元本に組み入れることで、元本に加え、分配金も継続的に再投資することで複利効果が発揮されます。
●今日のまとめ
投資スタートは投資信託を積立で複利運用!
(ブログの内容はGoldPackの見解であり、必ずしも成果を保証するものではありません。)







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